能登半島地震で被災した石川県志賀町の小学校を支援しようと、大分県国東市の小学校の児童が文房具を送りました。支援の背景には25年前、ある縁がきっかけで始まった交流があります。
国東市国東町の富来小学校では、28日児童会のメンバーが文房具を箱詰めしました。宛て先は能登半島地震で被災した石川県志賀町の「富来小学校」です。
(児童)「こういう助け合いをして絆が深まることは良いこと」
学校同士の交流のきっかけは25年前の1999年にさかのぼります。小学校の名前が「同じ漢字」という理由で、ビデオレターや手紙を交換しました。当時、交流を持ちかけた富来小学校元教諭の加藤正和さんも作業を見守りました。
(加藤正和さん)「少しでも力になりたいと、子どもたちが自主的に考えたことを大変うれしく思う」
25年前の話を知った子どもたちが全校に協力を呼びかけた結果、鉛筆777本と消しゴム120個、それにメッセージが寄せられました。
(児童)「いつまでも友達だよという思いを届けたい」