今年からNISAが拡充されるなど、投資への流れが加速する中、今度の日曜、25日に高校生が金融の知識を競うエコノミクス甲子園が東京で行われます。大分県代表に選ばれた高校生を取材しました。

高校生対象の金融経済のクイズ大会、エコノミクス甲子園。都道府県の代表が日本一をかけて熱戦を繰り広げます。

県代表に選ばれた中津南高校3年の椎葉敦士さんと野依桂さんは仲の良いクラスメートです。参加のきっかけは椎葉さんが力試ししたいと考えたことです。

(椎葉敦士さん)「もともと経済には興味があって、勉強するうえで何か目標があった方が勉強がはかどると思った」

(野依桂さん)「僕は心理学部に行くんで経済は全然わからないし、興味はないんですけど、誘われたんでノリで行くわ見たいな感じで」

2月25日、東京で開催される全国大会には44校、88人が出場。強豪校がひしめく中、初出場の中津南の2人が大舞台に臨みます。

最初は経済に興味がなかった野依さんも椎葉さんの熱意に心を動かされ、学びの大切さを感じるようになりました。

(野依桂さん)「こんな知識があったら実生活で使えるし、勉強しようかなと思っています」

(椎葉敦士さん)「大会では少しでも長く戦えるように、一緒に残りの期間勉強して、2人で知識を高めていきたい」

卒業後は別々の大学に進学予定の2人は、高校生活最後の思い出作りへ奮闘しています。