汚職事件で3年前に有罪が確定した別府市上下水道局の元幹部職員に対し、市は退職金2230万円余りの返還を求める訴えを起こす方針を決めました。

この事件は別府市上下水道局の元工務課長が在職中に業者から100万円の賄賂を受け取ったとして2020年11月に逮捕、翌年3月に有罪が確定したものです。

家宅捜索・2020年

市側は去年8月、退職金を全額返納するよう命じていましたが、元課長が処分の取り消しを求め、現在まで返還されていません。

これについて市側は退職手当に関する条例に基づき、元課長に2230万円余りの返還を求める裁判を起こす方針を決め、2月29日に開会する市議会に同意を求める議案を提出します。

市側は議決が得られ次第、弁護士と相談して提訴に向けた具体的な作業を進めるということです。