長崎県教育委員会は、旅行先で覚醒剤を使用し勤務先の学校内にも隠し持っていた県立五島南高校の40代の男性副主幹事務長を15日付で懲戒免職処分としました。

懲戒免職処分を受けたのは県立五島南高校の48歳の副主幹事務長です。

事務長は先月4日、旅行先の福岡市の交番に「覚醒剤を使用した」として出頭、その後、覚醒剤取締法違反容疑で逮捕され、さらに勤務先の学校内での覚醒剤の所持も分かり合わせて起訴されました。

県教委の調べに対し「福岡に旅行に行く際、家の同居人に見つからないよう学校事務室にある自分の机の鍵がかかる引き出しに保管した」「薬物に興味があった」などと話し学校内での使用は否定しているということです。

薬物関係で県内の教職員が逮捕や処分されるのは初めてで、県教委では服務規律の一層の徹底をはかり信頼回復に努めるとしています。