物価上昇が続く中、現在、821円の県内の最低賃金について検討する審議会が6日、今年度初めて長崎市で開かれました。最低賃金は毎年、各都道府県ごとに労使の代表らで作る審議会で話し合われ改正されています。

長崎県の現在の最低賃金は821円で前の年より28円アップしましたが、全国で下から2番目の額です。


ガソリン価格や食料品など様々な物価が上昇する中、きょうの審議会では長崎労働局の小城局長が県内経済の情勢や全国的な賃金動向を考慮した最低賃金を審議するよう要請しました。

長崎県の最低賃金は7月下旬ごろに中央最低賃金審議会から示される引き上げ額の目安を参考にしつつ8月中旬をめどに労働局長に答申される予定です。