ハンガリー・ブダペストで開催中の世界陸上。
24日未明に行われた女子5000メートル予選に大村市出身の廣中璃梨佳選手が出場しましたが、予選突破はなりませんでした。
今大会、1万メートルで7位入賞を果たした廣中選手。5000メートルとのダブル入賞を目指しました。
レースはゆったりとしたペースでスタート。トレードマークのキャップを被った廣中選手は後半勝負に備え、上位集団の中でラストスパートのタイミングをうかがいます。
決勝に進めるのは20人中、上位8人。廣中選手は残り1周まで予選突破圏内をキープします。
しかし最後は一気にトップスピードに乗ったライバルたちに引き離されました。
今シーズンのベストタイムを記録するも12位、5000メートルは予選敗退となりました。
廣中 璃梨佳 選手:
「ラストの(スピードの)切り替えが、なかなかうまくかからなかったのが反省点です。
チャレンジする機会をいただいたと思って、最後まで走り切れたのが、一つ収穫かなと思います」
2月に脚を痛め、本調子には遠いシーズンを過ごしながらも、今大会1万メートルで結果を残した廣中選手。
来年行われるパリオリンピックでの代表入りも期待されます。