15年前、取材中の女性記者が長崎市の幹部から性暴力を受けた問題をめぐる裁判で、長崎市が『賠償を命じる判決』を受け入れ、控訴を断念したことについて原告側が会見を開きました。


会見には、原告の女性記者もオンラインで音声でのみ参加しました。
裁判では、先月30日、長崎地裁が長崎市におよそ2千万円の賠償を命じ、7日夕方、田上市長が市の責任を認め判決受け入れを発表。
原告への直接の謝罪や、市長の給与の減額、性暴力根絶を目指すことを表明しました。


原告は、これを歓迎し、直接の謝罪を受ける意向を示すとともに、今後の市政への期待を語りました。

原告 女性記者「暴力を許さず、女性の人権をしっかり重視していくその姿勢が、長崎市政に反映され、そういった施策を市がきちんと遂行していくことを求めます」

また、原告側 弁護士は「長崎市は原告の意見をくんだ上で、今後の施策に反映させるべき」と訴えました。