ロシアからの侵攻が続くウクライナの民族舞踊団が14日、公演のため長崎を訪れ原爆落下中心地碑に献花しました。

長崎を訪れているのは、ウクライナ国立民族舞踊団『THE SPRIT OF UKURAINE』です。

舞踊団の来日は20年ぶりのことで、14日長崎市で公演を行うのに合わせ、爆心地公園を訪れました。

舞踊団のうち14日は団長のヴィクトル・サヴァドスキーさんが原爆落下中心地碑に花を手向け、長崎とウクライナの犠牲者に思いを馳せました。

去年2月に始まったロシアのウクライナ侵攻からおよそ1年5カ月。
戦闘が長期化する中、一般市民も犠牲になるなど被害が拡大しています。

ウクライナ国立民族舞踊団 インタヴィクトル・サヴァドスキー団長:
「初めてこの場に来ましたが、心苦しい気持ちです。
世界の人達も同じ気持ちだと思うし、この気持ちを世界に発信していきたいです」

サヴァドスキー団長は「辛い思いから目をそらさずに向き合い、同じことを繰り返さないようにすることが大切だ」と話していました。