15年前、長崎市の男性幹部から性暴力を受けた女性記者に、市がおよそ2千万円を支払よう命じた長崎地裁の判決を受け、原告の支援団体が31日、長崎市などに控訴しないよう要請しました。
要請したのは原告の女性記者を支援する団体です。
女性記者は2007年7月、取材中に当時の長崎市の男性幹部から『性暴力』を受けたと訴え、長崎地裁は30日、”職権を乱用した加害行為”であることなどを認定。”長崎市に1975万円余りの損害賠償”を命じる判決を言い渡しました。


これを受け、支援団体は、31日、長崎市などに「市は被害者の立場に立って控訴せずに謝罪し早く解決していただきたい」と控訴しないよう求めました。

これに対し、長崎市は「まずは判決文を精査したい。控訴に関しては何も決まっていない」と回答しました。
控訴期限は来月13日となっています。