世界を舞台に活躍するフレスコ画家が、長崎市で、平和の実現のために連帯を呼びかける巨大な作品の制作にとりかかっています。

フレスコ画を描くのは、フランス人アーティスト・セイープさんです。
世界の大地に、腕を握り合う巨大フレスコ画を描き『連帯』のメッセージを発信しています。

日本での制作は、対話による紛争解決を目指す市民有志が、ロシアのウクライナ侵攻を機に企画し、国内4か所で行います。

長崎では、県庁前の緑地に縦20メートル・横70メートルの作品を制作予定で、近くG7保健大臣会合も開かれることから、各国のリーダーにもメッセージが届くことを期待しています。

ランドスケープアーティスト・セイープさん:
「平和を保つためには、長崎で戦争を経験した人から、若い人に語り継がれることがすごく大事だと思います。
(作品の握り合う手には)お年寄りと若者を選びました」

フレスコ画は5月2日に完成予定で、主催者は、午後3時から行う記念撮影に多くの市民の参加を呼びかけています。