ロシアによるウクライナ侵攻が長期化する中、5日、長崎市の平和祈念像前で平和への願いを込めたハタ揚げ(凧揚げ)が行われました。


用意されたのはウクライナ国旗をモチーフにした青と黄色のハタ。

松浦市の障害者就労支援施設で製作されたおよそ100枚が無料で配布されました。

主催した市民団体 ながさき熱人 松原 一成 事務局長「ウクライナの空に向かってハタを揚げて、戦争が早く終わるような願いを込めてやってもらえれば」

このイベントは被爆地・長崎からウクライナへ平和の願いを届けようと長崎市の市民団体が企画しました。

イベントには団体のメンバーのほか家族連れや観光客などが参加。


天候にも恵まれ絶好のハタ揚げ日和となった5日、平和公園の空におよそ1時間にわたってウクライナカラーのハタが舞い上がりました。

参加した女性「なんか難しかったけど楽しかった」
参加した女性「ロシアとウクライナが戦争してて嫌な気持ちになります」「平和になって欲しいと思います」

ながさき熱人 松原 一成 事務局長「日本って平和なんですよ。この平和の向こう側で戦争で死んでいる子どもたちがいっぱいいるってことを直接は伝わらないけど、子どもたちに平和ということを分かってもらえれば。長崎から気持ちが届けばいいなと思います」

参加した人たちは、みんなでハタ揚げができる平和をかみしめつつ、いまも戦禍が続くウクライナへ思いを馳せていました。