物価や光熱費の高騰による家計への影響が長引く中、長崎市は省エネ性能に優れた家電への買い換えに最大3万円を補助する事業の申請受け付けを始めました。
燃料費高騰が家計にズシリ…電気代6,000円が1万円に

長崎市の電器店を訪れた一人の男性。
燃料費の高騰による電気料金値上がりに頭を悩ませています。

記者:「1月の電気料金見られて(値上げの)実感ありますか?」
買い物客:「そうですね、1万円」
記者:「普段の月は?」
買い物客:「6千円。暖房なんかもファンヒーター使ってるから…灯油なんですけどね」


物価や光熱費の高騰による家計への影響が長引く中、長崎市で今週から受け付けが始まったのが『省エネ家電の買い換え補助』です。


『物価高対策』と『二酸化炭素の排出削減』が目的で、省エネ性能で一定の条件を満たした、エアコン、冷蔵庫、給湯器、LED照明器具が対象となっています。
長崎市内の店舗購入で“最大3万円”

パナプラザきたじま 北島孝臣さん:
「開始前から電話をお客様からいただいて、逆に私たちが後に知るっていうような感じでですね」

長崎市内の店舗での買い換えで、“最大3万円が補助”されるお得な事業で、こちらの電器店では対象商品を分かりやすく掲示しています。

例えばこの標準タイプの冷蔵庫は 電気代をどれくらい節約できるのでしょうか──
パナプラザきたじま 北島孝臣さん:
「10~15年前だと1か月で冷蔵庫の電気代っていうのが、だいたい1,500円ぐらいなんですね、それが今のものになるとだいたい月に500円とか、それぐらいの値段で済むようになってます」

申請書類は長崎市のホームページからダウンロードでき、受け付けは郵送または市の担当窓口となっています。

パナプラザきたじま 北島孝臣さん:
「この制度をきっかけに、今買おうとしていたエアコン、冷蔵庫をワンランクアップして、さらに省エネ性能が高いもの、電気代が低くなるものをお客様に探していただいて見つけていただきたいなと思います」
申請の受け付けは来年の3月末までとなっていますが、市では『予算に達し次第終了する』ことにしています。