強い寒気の流れ込みで、長崎県内では22日の夜遅くから平地でも大雪となるおそれがあるとして、気象台は大雪や路面凍結などへの警戒を呼び掛けています。

気象庁会見:
「明日以降再び冬型の気圧配置が強まって、これが数日続く見込みです。北日本から西日本の日本海側を中心に大雪や大しけとなる恐れがあります」

気象台によりますと、九州北部地方では22日以降、上空に強い寒気が流れ込み強い冬型の気圧配置となる見込みです。
この影響で長崎県内では22日夜遅くから24日にかけて『平地でも大雪』となるおそれがあります。

22日の夕方から『24時間で降る雪の量』は、いずれも多い所で──
・山地では10センチから20センチ
・南部と北部の平地
・壱岐と対馬、五島では1センチから5センチと予想されています。

また沿岸の海域では風も強まることが予想されていて、気象台では──
・雪を伴った暴風
・路面凍結による交通障害
・農作物の管理などに警戒を呼びかけています。
■ 平地気象予報士 解説「22日夜から“平地でも大雪のおそれ”」
平地 真菜 気象予報士:
今回は先週末と“同じぐらいの強さ”の寒気が再び流れ込む予想です。
ただ前回と違うのは『期間が長い』ということなんです。
上空の寒気の動きの予想を今夜(21日)から見ていきます。

『薄い青』で表示されている部分は、“山地で雪が降る”寒気です。あす(22日)午前1時には、県内のほとんどが覆われています。


さらに明日(22日)の午後から流れてくる『濃い青』で表示されている部分は“平地でも雪が降る”可能性のある寒気です。





この“平地でも雪が降る”目安の寒気は、明日(22日)の午後から明後日(23日)にかけて、長崎県内に流れ込みが続きます。
さらに明後日(23日)までではなく、その後もなかなか抜けず、24日(土曜日)にかけて雪が降る恐れがあります。
予想されている雨雲の予想です。

明日(22日)の段階では『青い表示の雨』ですが、この後『白い表示の雪』に変わっていきます。


雪に変わりそうなのは、明日(22日)の午後からで、県内は徐々に白い表示に覆われてきます。
明日(22日)の夜になると『平地でも雨が雪』に変わりそうです。




明後日(23日)の朝にかけて『断続的に雪が降る』予想です。
まず1回目のピークがこのタイミングになりそうです。
明後日(23日)の朝は、一面、銀世界が広がっているかもしれません。
仮にこのタイミングで雪が積もっていなかったとしても、この先も雪が降り続く予想ですので、明後日(23日)金曜日にどうしても外に出ないといけないという方は、車の場合、冬用のタイヤやチェーン、歩行者は長靴などを準備する必要がありそうです。
今回の雪は時間が長くなりそうです。気をつけてください。