気象庁によりますと、1月2日にかけて日本付近は強い冬型の気圧配置となります。特に警戒が必要なのは、雪雲の元となる「JPCZ（日本海寒帯気団収束帯）」の動きと、2日に通過する今季最強クラスの寒冷渦です。

【大晦日31日】JPCZが北陸を直撃　北日本で短時間積雪

31日(水)は、JPCZ（活発な雪雲のライン）が北陸地方に流れ込んでいます 。山沿いを中心に雪が強まり、短時間で積雪が急増する恐れがあります。

【元日〜2日】JPCZが西日本へ南下　広範囲で「警報級の大雪」

1月1日(木)にかけてJPCZのラインが南下し、西日本（中国地方や若狭湾付近）へ伸びる予想となっています。北日本から西日本にかけての日本海側では、1月2日にかけて「警報級の大雪」となる可能性があります 。

【1月2日】最強寒気「-39℃」襲来　太平洋側も大雪リスク

1月2日(金)は、今回一番の寒気のピークとなります。 上空500hPaには「マイナス39℃以下」という極めて強い寒気を持った寒冷渦が本州付近を通過します 。

太平洋側・都市部： 平地で雪の目安となる「マイナス9℃（850hPa）」の寒気が、西日本から東日本の広い範囲を覆います 。このため、普段雪の少ない太平洋側の地域や都市部でも降雪となり、大雪となる所がある見込みです 。

ピークアウトと連休明けの見通し

1月3日(土)： 冬型の気圧配置は緩む見込みです 。

1月4日(日)〜5日(月)： 気圧の谷が通過した後、日本付近は再び冬型の気圧配置が強まる予想です 。Uターンラッシュ後の仕事始めも、寒さや雪への備えが必要です。