真夏の暑さが続く中、涼を求めて長崎県大村市の氷工場を訪れました。生花をそのまま氷の中に閉じ込めた「花氷」です。

強い日差しが照りつけるこの季節に。

ひんやりと透き通った氷の中に咲く花。

幻想的な輝きをみせる「花氷」です。

四季折々の花が氷に包まれています。

大村市の山あいで70年以上 氷を製造している大村製氷。佐賀県との県境に位置する多良岳の湧き水を使い、一日5トンを超える氷を製造しています。

大村製氷では独自の製法で40年前からこの花氷をつくっています。

大村製氷 村山 浩一郎 代表取締役社長「お祝いの時にですね、例えば開業祝いの時とか、あと誕生日プレゼントとか そういうところにご使用いただいています。本物の花が入っているということで驚かれることがあります。造花で作るのが花氷は一般的ですので、生花にこだわってるというところはかなり少ないんじゃないかなと思います」

3日間かけて氷に閉じ込めた花々は色あせることがないため 季節を問わずその美しさを楽しむことができます。

大村製氷 村山 浩一郎 代表取締役社長「猛暑が続いているような状況ですので、少しでも 見た目だけでも涼しい気分を味わっていただければと思っています」

氷の中で咲き誇る「花氷」。暑い夏にひと時の清涼感を届けてくれます。