お墓参りや帰省など車で遠出をする人が増えるお盆の期間中は車のトラブルが多発する時期でもあります。どうすればトラブルを防げるのか、専門家にチェックポイントを聞きました。

車でのお出かけが増えるお盆の時期。JAF長崎支部によりますと、長崎県内では去年、お盆を含む10日間に900件以上の救援要請がありました。特に目立ったのは高速道路でのタイヤ関連のトラブルです。
JAF長崎支部・奥田美有さん「タイヤは命に関わる部品ですのでしっかり事前に点検していただきたい」

タイヤ点検のポイントは「溝・外観・空気圧」の3つです。


JAF長崎支部・奥田美有さん「こちら悪い例なんですけど△マークがあります、辿っていくと外の面と中のポコってしている部分が一緒の(高さ)になっているとかなり危険なサインになりますので、使用をお控えください、すぐにタイヤを交換してください」

このほか、タイヤの破裂=バーストを防ぐため、表面にひび割れはないか、異物が挟まっていないか。

さらにタイヤの空気圧が既定の数値となっているか、運転する前に確認する必要があります。
また、猛暑の時期だからこそ特に気を付けるべき点が──

JAF長崎支部・奥田美有さん「“キーの閉じ込み”ですね、1日3件ほど出動要請があります。真夏の車内は数分で50度を超える灼熱の空間となってしまいます。この状態でお子様が閉じ込められてしまうと熱中症の危険に繋がってきますので」

このほか、JAFでは・エアコンの多用で負荷が増すバッテリーの点検や・予期せぬ渋滞でのガス欠などにも注意を呼びかけています。

トラブルでお盆の思い出が台無しにならないよう、事前の点検と細やかな気配りを忘れずに運転することが重要です。