長崎県の大石知事の政治資金問題を巡り、知事が県議会に提出していた自らの給与1か月分を減給する条例改正案について、県議会は7日、知事による撤回の申し入れを許可しました。
大石知事は先月、自身の政治資金を巡る一連の問題について責任を明確にするため、8月分の給与を全額カットする条例改正案を6月定例県議会に提出していました。
しかし議会からは減額の期間や割合に対し疑問の声が噴出。これを受け先週、知事は議長に対し議案の撤回を申し入れていました。
撤回を認めるか否か、7日に開かれた本会議で議会は全会一致で異議なしとして撤回を認めました。
6月定例県議会の会期は9日までの予定で、大石知事は議案を再度検討して「今会期中に再提案したい」としています。