長崎純心大学の学生と長崎市の山里小学校の児童が一緒に平和の歌を作り発信するプロジェクトが始まりました。

「ピースソングプロジェクト」は長崎純心大学で教育や保育などを学ぶ学生12人が、被爆80年と学園の創立90周年を記念して行います。一緒に歌を作るのは、長崎市立山里小学校の5年生です。

原爆で多くの犠牲者が出た両校では、永井隆博士作詞の歌が歌い継がれています。

♪山里小『あの子』「ああ~あの子が生きていたならば」

♪純心学園『燔祭の歌』「はんさいの炎の中に~」

永井博士の思いを受け継ぎ、新たな「平和の歌」をつくる。初回の13日は、どんな歌にしたいかなど意見を出し合いました。

山里小 男子児童
「平和の素晴らしさ、戦争はどのように恐ろしいのかをきちんと歌にのっけて」

学生と児童は今後、伝えたい言葉を出し合って歌詞を考えます。それに学生が曲をつけ、複数の「平和の歌」を作ります。

山里小 女子児童
「一生懸命、世界に発信できるような素敵な歌にしていきたいです」

山里小 男子児童
「楽しみだなって思いました。自分の思っている平和を世界に伝える」

作曲を担当 長崎純心大学 こども教育保育学科 4年高野友菜さん(長与町出身)
「子どもたちが作ってくれた歌詞とか言葉をもとに、心に残る、テーマに合ったメロディーができればいい」

プロジェクトでは、完成した歌に合わせて、児童が描く絵をアニメーション化してSNSで広める他、11月末には、演奏会を開いて歌を披露する計画です。