離島への荷物の配送に役立てようと、長崎県松浦市でドローンを活用した運搬サービスが始まり、その拠点となる施設の開所式が12日行われました。

全長1.7メートルの巨大な機体で、荷物を10キロ先まで運びます。松浦市ではドローンを活用した「空の道」の整備が始まっています。

株式会社 NEXT DELIVERY 田路圭輔代表取締役:
「松浦市とタッグを組むことで、この離島物流に本格的にドローンを導入できる、そういった取り組みにしたいと思っています」

ドローンを活用した物流プロジェクトは、4つの離島がある松浦市が株式会社NEXT DELIVERY や電通九州ら民間企業と連携してことしスタートさせました。

すでに市内の2つの島ではサービスが開始されていて、日用品や食料品など一度に重さ5キロまでの荷物が運搬できます。ルートを設定すればドローンは無人で荷物を降ろし往復飛行します。

長崎県松浦市政策企画課・山口武課長:
「買い物難民の問題や医療関係も含めて、市民に住みたいたいと思ってもらえる取り組みに今後なっていけば」

株式会社NEXTDELIVERY 田路圭輔代表取締役:
「社会のインフラとしてドローンを使っていく構想を掲げているので、地域住民の思いを吸収しながら、10年、20年地域社会が維持できるようなサポートができれば」

松浦市では県外などに暮らす人がオンラインで商品を発注し離島の親族にドローンで配送する「親孝行プロジェクト」を普及させたいとしています。