被爆体験者に被爆者健康手帳を交付するよう国に求める署名およそ2万3千筆分を、県内の医師でつくる団体が3日県に提出しました。

署名を提出したのは県内の医師・歯科医師でつくる県保険医協会です。協会は広島の黒い雨地域の住民が3年前の広島高裁判決を機に被爆者と認定されていることを受け、長崎の被爆体験者も、広島の黒い雨被害者と同じように原爆の黒い雨や灰を浴びたなどとして、国などに被爆者健康手帳の交付を求めています。

今月9日の被爆体験者訴訟長崎地裁判決を前に、3日全国から集まった2万2880筆の署名を県に提出しました。県保険医協会は今後、署名を国にも提出することにしています。