再来年のNPT・核拡散防止条約再検討会議に向けた第2回準備委員会が、日本時間の22日夕方、スイスのジュネーブで始まりました。
ロシアのウクライナ侵攻やガザ地区での戦闘に終わりは見えず、国際社会の対立と分断によって核兵器使用の脅威が高まる中、開会した第2回準備委員会。
去年の準備委員会は各国が激しい非難を繰り返した末、議論をまとめた公式文書を残せないまま閉会しており、今回は各国がどこまで歩み寄れるかが焦点です。
中満泉 国連事務次長(軍縮担当上級代表)
「私たちは、学んだはずのことを、なぜ後戻りしようとしているのか?重要なことは、これからどうしていくかだ。これらの危険な傾向を逆転させるために NPTの恩恵は、努力と締約国の誠意によってのみ実現できる。」
第2回準備委員会は8月2日までで、日本時間の23日夜遅くに行われるNGOセッションで鈴木長崎市長が平和首長会議の副会長としてスピーチする予定です。