県庁で大学生らの表敬訪問を受けた知事の表情は沈んでいた。
「ナガサキ・ユース代表団」。
今月ジュネーブで開催される核兵器不拡散について話し合うNPT再検討会議の準備委員会に派遣される大学生と大学院生たちの表敬訪問。
自身も現地に飛び、被爆県の代表として活動するはずだった大石知事は、知事選挙に絡む「政治資金収支報告書」の記載を巡る問題への対応のため、渡航の見送りを発表。渦中の知事の発言に関心を寄せる取材陣に「置かれた状況で最大限やる」と繰り返した。
長崎県大石知事:
「今回はまず県民の皆様にご報告する事、県議会への対応と様々ありますがそういう状態の中で最後まで議論しましたがそちらを優先して、そういうことが重要だろうと今回見送ることに決定しました」
Qどんな思いで表敬を受けたのですか?
大石知事:「私自身このNPT含めて核なき世界の実現に向けての取り組みは非常に重要なものだと思っておりますし、長崎県にとっても特別な役割があると思って、これまでも取り組みを進めてきたところでございます」
「今回行けなくなったことは非常に申し訳なく思ってますし、ただ長崎県の代表として長崎県からの考え・意見を述べることは非常に重要と考えますので、それについては、馬場副知事が行って頂いてその役を取って頂くことに決断させていただきました」
Q大事な公務にも影響が出てきていることについては?
「それについては『置かれた状況でやれることを最大限やる』ことだと思います。私がNPT準備員会に行けなくなってしまったことは本当に申し訳なく思っています」
Q県政に影響が出ていることについては?
「今も申し上げましたが『置かれた状況で最大限やる』ことだと思っています。NPTに関しては代理の出席になってしまったので、本当に申し訳なく思ってますし、国への要望についても日程の再調整になって予定通りではなくなってしまった事について関係者に申し訳なく思っています」
Q疑惑の説明については「精査中」ということでしたが、説明はいつ頃になりそうですか?
「詳しい日程についてはまだ議会とも調整中で決定していないので申し上げられませんが、これまで申し上げた通り、できるだけ早くと思っています」
(去り際に)「ユースの件も報道いただければと思います。頑張ってくると思いますのでよろしくお願いします」
大石知事は知事選挙が行われた2022年に、自身の後援会が自民党県議の後援会から286万円を借り受けたと政治資金報告書に記載していますが、「政治倫理上問題がある」との指摘を受け、6月中に収支報告書の項目を「貸付」から「寄付」に訂正する考えを示していました。
しかし、7月10日の県議会でも「まだ精査中」などとして報告書の訂正や説明を行っておらず、今月17日に議会に対し説明を行うとしています。








