長崎県全体の病床使用率は今月1日午後7時時点で52.3%となりましたが、長崎県は国が設けた『BA.5対策強化宣言』について、現時点で出す状況にないとしています。


『BA.5対策強化宣言』は国が行う都道府県への支援制度で、病床使用率が50%を超えるなど医療現場の負担が増大した場合に、各都道府県が宣言できます。
高齢者などに、『感染リスクが高い場所への外出自粛を要請』できる一方で、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置とは異なり、罰則の規定はなく、飲食店などに対する時短要請は行えません。



『BA.5対策強化宣言』は、熊本県や神奈川県などで出されていますが、長崎県では
「一般診療や福祉サービスなど深刻な影響ではない」「高齢者などへの外出自粛要請はすでに先月28日に行っている」として、現時点では、直ちに宣言を行う状況にないとしています。

▽長崎県(2日 午後7時時点)
緊急時確保病床使用率 47.7%
入院患者(重症)1人(前日比 ±0)
入院患者(中等症・軽症)271人(前日比 -26)
回復者数 前日比 1,534人