今月ウィーンで開かれる核兵器禁止条約の第一回締約国会議に合わせ、現地を訪れる長崎の被爆者が、被爆の実相を知ってもらうための準備を始めました。

今年の平和祈念式典で被爆者代表も務める宮田 隆さんが、白いビブスに英文を書き込みました。
被爆者 宮田 隆さん(82)「こうしたら、みんな見るだろう…なんだ?あの男?って」

ビブスに書いたのは『長崎の被爆者です。質問はありますか?』の英文です。
地球市民集会長崎の代表団の1人として現地を訪れる宮田さん。

これをつけてウィーンの街を歩き、核兵器禁止条約の原点となった被爆の実相を広く知ってもらう試みです。

被爆者 宮田 隆さん(82)「いかに多くの人と接するか、被爆者を代弁する機会が現地にあって、そして私どもの気持ちを共感できるような場を演出をしたい」
宮田さんは今月17日から26日まで現地に滞在し、取り組みを動画で撮影してSNSで発信することも検討しています。