長崎県の大石知事は、7月28日 午後2時00分~
「感染段階対応の目安の改定等について」会見を行いました。

長崎県は28日午後2時から会見を開き、感染段階をレベル3以上に引き上げる場合は、病床使用率だけでなく社会機能の制限状況も踏まえて慎重に判断することにしました。

具体的には病床使用率の状況に加え、医療従事者をはじめとするエッセンシャルワーカーにも感染が拡大し、影響が出ているといった状況がある場合にレベル3への引き上げを検討することになります。
現在、レベル3の指標の1つは病床使用率が50%となっていますが、今後は病床使用率だけでレベル3以上への引き上げとはしないということです。
一方、レベル3以上に引き上げる場合は、外出自粛などの行動制限の要請が伴うことになります。

【会見要旨】
7月28日 午後2時00分~
 長崎県「感染段階対応の目安の改定等について」長崎県知事が会見

新型コロナの感染レベルについて21日に会見し、2-Ⅱにした。
2千人を超える感染者があり、病床使用率も上がっている状況。

●レベル3以降の判断の考え方について変更する

長崎市と佐世保市で病床使用率は50%を超えている

レベル3以降の段階とは──
「医療(病床)がひっ迫」「エッセンシャルワーカーにも感染が増加」し、幅広く社会機能に影響がでている状況。
→より強い行動制限が必要だが、社会経済活動に大きな影響を与えることから『総合的で慎重な判断』が必要

国は「機械的な判断ではなく、社会状況等を見て総合的に判断する」としている。

▼今回、長崎県独自に目安の改訂を行う

特性が大きく変化している「乖離が生じた」
→実態に即した改訂を行う。

【感染段階レベル】
1~2-Ⅱについては、病床使用率を中心に判断するが、より強い行動制限を要請するレベル3・4への移行は、病床使用率に加え、社会機能の制限状況等も踏まえ慎重に判断する

▽レベル0を廃止しレベル1と統合
▽ウイルス特性により適切な指標を設定することが困難であり
 新規感染者数・療養者数の指標を削除し、重症病床使用率を参考指標とする

【対策関連】
▽外出自粛などの行動制限は、原則、レベル3以降で要請
▽重症化リスクの高い方を守る観点から、レベル2-Ⅱで「高齢者等に対象を絞った要請」を前倒しして実施する
▽各医療圏ごとに病床のひっ迫状況を可視化し、注意喚起を行う