いわゆる美人局の手口で当時16歳から19歳の男女5人が男性に暴行を加え、金を奪った強盗傷害事件。このうち、津幡町の当時19歳の男の裁判員裁判が12日から金沢地裁で始まりました。

男は去年10月、仲間とともに金沢市内の公園で当時16歳の少女がSNSを使って誘い出した男性に暴行を加え、現金1万5千円を奪ったほか、その前の日にも現金を奪い取る目的で別の男性に暴行を加えたとして、強盗傷害の罪に問われています。

12日の初公判で男は起訴内容を認め、裁判では量刑が最大の争点となりました。

検察側は「遊ぶ金欲しさに暴行に及び、被害男性は骨折するなどの重いけがである」として、犯行態様が悪質だと主張。

一方で、弁護側は示談金を支払った、または支払う姿勢を見せていることや、反省の態度を示していることなどから執行猶予付きの判決を求めました。

裁判は12日も開かれ、被害者の男性と共犯者の当時少年の証人尋問が行われます。