春の訪れを思わせる陽気の中、金沢市内では9日から公園や街路樹に施された雪吊りを取り外す作業が始まりました。
JR金沢駅の鼓門前には高さおよそ6メートルのクロマツが植えられています。9日は午前10時から、市から委託を受けた造園業者7人が、クロマツの雪吊りにハサミを入れ取り外す作業が行われました。
観光客
「兼六園で前に雪吊りを見たことがあるけど、取り外し作業は初めて見るので感動した」
野々与造園・野々市芳朗会長
「今年はちょうど雪吊りと積雪が風景として金沢らしくマッチしていたと思う。第三者にけがのないように気を付けながら作業を進めたい」

9日朝の金沢の最低気温は7.2度と、4月上旬並みとなっています。日中の最高気温は22度と、平年より11度あまり高い予想です。金沢市内では今月24日までに公園や街路樹のおよそ5万6000本で雪吊りが取り外される予定です。