奥能登の賑わい復活へ新たな一歩です。
能登半島地震で大きな被害を受けたのと里山海道・別所岳サービスエリアの物産店が、20日に営業を再開しました。あの日、店で起こっていたこと。2年4カ月に渡って抱き続けてきた店長の思いを取材しました。

「久々なので体動かないと思うけど、精一杯、接客頑張りましょう」「エイ、エイ、オー!」
およそ2年5か月ぶりに店に賑わいが戻ってきました。のと里山海道、別所岳サービスエリアに店を構える「奥能登山海市場」です。

再オープン当日に訪れた人は…
「ずっと使えなかったので、復興に携わった方々がすごく頑張ってくれたのだなと思う」
「2年5か月本当にご辛抱されたのだろう。オープンをうれしく思う」
奥能登山海市場・橋爪和夫店長
「改めてこの制服を着て、こうやって店に立つと緊張感もありますし、『リスタート』といいますか。新たな山海市場としてこれから頑張っていきたい」

今から12年前、七尾市から穴水町へと繋がる奥能登の玄関口にオープンした物産店。店内には奥能登の伝統工芸品や食材が並び、観光客の人気を集めてきました。ところが…。
記者リポート(2024年1月1日)
「能登に向かう道路が大きく崩落しています」
2024年元日、金沢と能登を結ぶ大動脈「のと里山街道」は各地で寸断。当時、サービスエリアや店にいた帰省客など140人が行き場を失いました。
「この辺に4か所、焚き火をした。木を切ったり棚をとって燃やして。最初、生木を切ったけど火がつかないんだよ。こういう棚とかも全部薪にされたからね。」
こう話すのは、店長の橋爪和夫さんです。救助の見通しが立たない中、店に残る食料や土産物を提供しながら、利用客と一夜を共にしました。

店長・橋爪和夫さん
「残るか降りるかは、それぞれで判断しなさいという話になったんです。それでも時間が経って思うと、店長なら最後まで、皆が出るまで残らなきゃいけなかったかな、という気持ちはあるんだけど・・・。」











