能登半島沖に複数の断層が密集する「大規模変形帯」

朴進午准教授の研究グループは2024年3月、能登半島周辺で船から音波を発射して海底の構造を調査。およそ2年かけてデータを処理したところ、珠洲市北東の沖合に幅2.5キロ~3.8キロにわたって複数の断層が密集する「大規模変形帯」があることを分かりました。

赤色で示された部分が調査で確認された「大規模変形帯」 実際には線状につながっていると考えられる=朴准教授提供

沿岸で実際に観測された津波の高さや波形をシミュレーションすると、能登半島地震でこの領域は6メートルから7メートルほど滑ったと考えられています。能登半島地震の津波を引き起こしたとされる断層が詳細に特定できたのは今回が初めてです。