子どもが4人で入院も難しく自宅出産を決断

そんな中直面したのが、奥能登での出産に立ちはだかる大きな壁です。

久手堅真登香さん Q:検診はいまどうしてる?「今、七尾まで行っている。9ヶ月なので2週に1回の検診なのですが1時間半かけて行っている。臨月だといつ(陣痛が)来るかわからないし、移動中にもし何かあったらと考える」

久手堅真登香さん「(県の方針には)愕然とした。 移住してきて、妊娠して初めて奥能登に分娩できる病院が無いと聞いて、えー…と思って。」

七尾まで行けば出産できる病院もありますが希望するのは能登町での出産。

さまざまな方法を模索した結果、白山市の助産師の協力のもと自宅で出産することに決めました。

久手堅真登香さん Q:自宅で産む決断をした理由は?「上の子が4人いる。入院するのも難しい。移住してきて実家も親もいないので頼れる人がいないから家を空けるのが困難。旦那さんも日中は仕事。奥能登に分娩できる場所がないということで、(今後の人のためにも)選択肢を増やしたいという思いがある。なるべくこの場所から移動がない場所で産みたいというのがあった。」

久手堅さんが心配するのは今後大人になっていく娘たちの将来を見据えた能登の未来です。

久手堅真登香さん「子供達がこの街に残ってくれてここで家庭を持つとなった時にまた自分と同じ悩みや不安を持たせてしまうのかなと思うと…それをきっかけに能登から出てしまうのではないかと思う。絶対的に分娩機能は持たせてもらいたい。妊婦から産後まで見てもらえるような環境を。」