石川の繊維でドレスを創作 創作期間3か月、200パーツへのこだわり
篠原さんは、「私もルネ・ラリックのように作品を作りたい」と一念発起し、この花瓶から着想を得てドレスを制作した。
そのこだわりは細部にまで宿っている。ダリアの花の厚みを表現するために取り入れたのが、ラリックが生まれ育ったフランスの「ブティ」というキルトの技法。この技法を用いて200パーツを手作業で仕上げた。
石川県能美市の繊維メーカー「コマテックス」に篠原さんが直接訪れ、ドレスの生地を選んだ。

さらに、ドレスに使用する生地は「繊維王国石川」で織り上げられたものを使用した。
篠原さんは能美市の生地屋を実際に訪れ、「縦糸と横糸の縮む糸を配合しながらオリジナルで作っているテキスタイル」を選んだという。
「触ったときに和を感じる、その土地でしかできない生地というのを作り続けている」と、石川の繊維技術への敬意を示した。
ラリックのガラス工芸と、繊維王国・石川の織物技術。時代も素材も異なる二つの美が、篠原さんのドレスの中でひとつに結びついた。











