【専門家が解説! モチによって尿量が一時的に減る可能性と正しい取り入れ方】

モチや大福には本当に尿意を抑える効果が期待できるのか、石川県栄養士会の会長で、北陸学院大学健康科学部栄養学科の田中弘美教授に聞いてみました。

北陸学院大学 健康科学部栄養学科 田中弘美教授(提供:石川県栄養士会)

Q.モチを食べるとトイレの回数を減らすことができるというのは本当ですか?

田中会長「医学的に確立された尿意抑制法ではありません。ただし、糖質が体内でエネルギーとして蓄えられる過程で水分を一緒に保持するため、一時的に尿量が減る可能性は考えられます。あくまで限定的で補助的な現象です」

Q.どのような成分が尿意を抑えると考えられるのでしょうか?

田中会長「モチを食べた場合ですと、2つの要因が考えられます。

1,糖質量が多く、体内でエネルギーとして貯蔵される過程で水分を一緒に保持しやすいモチは糖質が多い食品で、食後に血糖値が上がりやすい特徴があります。糖質は体内でエネルギーとして蓄えられる際に水分を一緒に取り込むため、一時的に体内の水分が保持されることから、尿意が感じにくくなる可能性が考えられます。

2,塩分と一緒に取りやすいことが挙げられます。しょうゆ、きな粉もち、ぜんざい、雑煮などに含まれるナトリウムが体内に水分を保持する性質を持つため、尿量が一時的に減ると考えられます。ただし、塩分の摂り過ぎは高血圧などのリスクがあるため、常用は推奨されません」