復旧から復興への道筋
10/19に開催された、輪島地区 道路復旧・復興促進協議会(第3回)では、国道 249 号の大規模崩落箇所の5箇所(中屋トンネル工区、千枚田工区、大川浜工区、逢坂トンネル工区、大谷工区)に加え、それ以外の細かなものについても、令和 11 年の春までに本格復旧させるという方針が示されました。
令和6年能登半島地震および、奥能登豪雨での二重災害を受けた能登では、約5年をかけて本格復旧がなされることとなります。
町野町では、2024年は舗装待ちの箇所も多くあった道路ですが、今年は冬期降雪の前にと、道路の舗装やガードレールの設置などが、進められています。
また、来年以降の営農再開に向けた田んぼの区画整備や、農地の復旧も進んでいます。
行政による復旧復興のみならず、住民の方々による取り組みも、少しずつはじまっています。
復興の象徴となるような場所をつくろうと、発足した「まちの八重桜プロジェクト」により、11月末から12月上旬にかけて、裏山が崩れる可能性が高いことから土砂災害特別警戒区域に指定された町野町鈴屋地区の旧広江歯科の敷地や、その周辺のかつての畑などに八重桜の植樹が行われました。
「町の見た目は復興というにはまだ遠いかもしれないけれど、毎日誰かがライフラインを直したり、誰かが家財の片付けや泥出しに手を貸してくれたり、着実に前の日よりも良くなっている場所はある。やりたいことが湧いてきたり、町のためにできることをできる範囲で取り組もうとしたり、そういう人が出てくることが『心の復興』のはじまりなのかな、と感じました」
参加された方の言葉から、心の復興の兆しが見えてきたように感じました。











