女子レスリングでオリンピック2連覇を果たした石川県津幡町出身の金城(旧姓・川井)梨紗子さんが11日、自身のインスタグラムを更新し、現役引退を発表しました。

投稿では「明日は友香子の復帰戦です」と、静岡県焼津市で12日に開かれる全日本女子オープンレスリング選手権に出場する予定の妹・恒村(旧姓・川井)友香子選手について触れたうえで、「私は現役を引退する決意をしました。詳しくは明日、試合終了後にお話しさせていただきます」と綴りました。

津幡町のレスリング場での体験教室で指導する金城梨紗子選手(2024年5月)

金城梨紗子さんは津幡町出身の30歳で、2016年のリオデジャネイロオリンピック63キロ級と2021年の東京オリンピック57キロ級で金メダルを獲得。姉妹で石川県民栄誉賞を受賞しました。さらに2021年に結婚、翌年に長女を出産し、母として出場した2024年10月のレスリング世界選手権・フリースタイル59キロ級で金メダルを獲得し、石川県スポーツ特別賞を受賞しました。

妹・友香子選手と姉妹で石川県民栄誉賞を受賞(2021年8月・石川県庁)
県民栄誉賞受賞時に夫・金城希龍選手と(2021年8月・石川県庁)
石川県スポーツ特別賞受賞で笑顔を見せる金城選手(2024年12月)
石川県スポーツ特別賞受賞(2024年12月・石川県庁)
妹・友香子選手と北陸放送の番組に出演した金城梨紗子選手(2021年8月)