近畿日本鉄道は、6月30日の始発列車から京都線の京都駅ー上鳥羽口駅間の運転を見合わせると発表しました。
近畿日本鉄道によりますと、午前5時13分ごろ近鉄京都線の京都駅で、始発の橿原神宮前行き4両編成の普通電車が出発してすぐに脱線しました。駅を出てわずか1分後。列車が120メートルほど進んだときだったということです。
脱線した車両は、緩やかにカーブした線路から外れ、「くの字」になっていました。
列車には乗員乗客33人が乗っていましたがけが人はなく、係員が徒歩で駅まで誘導したということです。
この脱線の影響で、近鉄京都線は京都から上鳥羽口駅の間で上下線とも終日運転を見合わせました。
国の運輸安全委員会は29日午前、事故調査官を現場に派遣し、脱線の原因について調査を始めています。
近鉄は29日午後に会見を開き、「多大なるご迷惑をおかけしたことを深くおわびします。まことに申し訳ありませんでした」と謝罪しました。
脱線した時の速度は時速20kmほどで、始発前の点検では線路の分岐器に異常は認められなかったということです。一方、運転士は「分岐器を通過後、後ろから引っ張られるように感じて停車させた」などと話しているということです。
脱線したえんじ色の車両は大きく傾いたまま、29日深夜になっても現場に取り残されていました。線路から移動させるための作業を行っているということですが、近鉄によりますと、30日についても京都線京都駅ー上鳥羽口駅間の運転は始発から見合わせるということです。











