近畿大学の薬学部で、学生の住所やテストの結果を含む個人情報が流出する事案が発生しました。

近畿大学によりますと、今年4月、薬学総合研究所の教員が、ファイル共有クラウドサービス「Googleドライブ」上で、学生の個人情報が記載されたフォルダを担当ゼミの学生11人に誤って共有しました。

流出したファイルは以下3つで、いずれも薬学部1年生の情報が記載されていました。

▼ファイル(1)(名簿)
 学生249人の氏名や学科、入試受験番号、合格点、保証人氏名、住所を含む個人情報が書かれたもの。学生による閲覧やダウンロードはなし。

▼ファイル(2)(クラス分けテスト結果)
 学生213人のプレイスメントテスト(クラス分けに実施したテスト)結果を含む個人情報が書かれたもの。ゼミの学生4人が閲覧。

▼ファイル(3)(担当ゼミの学生名簿)
 教員が担当していたゼミの学生11人の氏名や出身高校、プレイスメントテスト(クラス分けに実施したテスト)結果を含む個人情報が書かれたもの。ゼミの学生5人が閲覧。うち1人が学生センターへ報告するためダウンロードとスクリーンショットを撮影。(いずれも削除済み)

当該教員は、以上のフォルダをGoogleドライブに保存する際に、個人用のフォルダに保存しようとしたところ、誤って「同じ名前がついた別の共有フォルダ」(すなわち学生が閲覧できる場所)に保存していました。

今月8日にゼミの学生2人がファイルの共有に気づき、翌日9日に学部の「学生センター」に報告したことで事案が発覚しました。

報告を受け、今月10日に当該教員がファイル(1)(2)を削除、24日にファイル(3)を削除しました。

近畿大学は今月25日までに学生249人とその保護者に、事案を報告し、謝罪しています。

いまのところ、情報流出による二次被害の報告はありません。

近畿大学は、今後、クラウドサービスの管理を徹底し、教職員にも強く注意を呼びかける方針です。