兵庫県たつの市の住宅で見つかった母親と娘の遺体について、兵庫県警は司法解剖の結果、2人の死因は首を刺されたことによる「失血死」と「出血性ショック死」で、何者かに殺害されたと断定し捜査本部を設置しました。また、母娘が死亡したのは今月13日ごろと推定されたということです。

19日午前10時半ごろ、兵庫県たつの市の住宅で、この家に住む田中澄恵さん(74)と次女の千尋さん(52)が死亡しているのを安否確認に訪れた警察官が見つけました。

警察官が駆けつけた際、玄関の鍵はかかっておらず、澄恵さんは玄関付近で、千尋さんは廊下でいずれもあお向けに倒れていました。

捜査関係者によりますと、2人とも遺体の首から上半身にかけて複数の刺し傷があったほか、玄関の外にも血の跡が残っていたということです。また、住宅には現金の入った財布が残されていたということです。

警察が21日、司法解剖を実施したところ、澄恵さんの死因は首を刺されたことによる「失血死」で、千尋さんの死因は首を刺されたことによる「出血性ショック死」であることが分かったということです。

また、2人が死亡したのは遺体発見6日前の13日ごろとみられ、2人の身体には抵抗した際にできたとみられる「防御創」もあったということです。

警察によりますと、13日の夕方に娘の千尋さんが外出先から帰宅する際に母・澄恵さんと電話で話していたことが確認されているということです。

警察は2人が何者かに殺害された「他殺」であると断定。80人体制の捜査本部を設置し、殺人事件として捜査を始めました。

2人には複数の刺し傷があったということですが、凶器とみられる刃物はまだ見つかっておらず、警察が捜査しています。