骨折治療をめぐる医療ミス。亡くなった男性の家族は病院側の主張に「理不尽だ」などと法廷で述べました。

 訴状によりますと、当時79歳だった男性は、2019年に大阪公立大学医学部附属病院で骨折の手術後、鎮静剤を通常より多く投与された後、医師らが適切な対応を怠ったため意識不明となり、約3年半後に死亡しました。

 病院側は発生から3年後に公表しましたが、遺族は「医療ミスや公表の遅れで精神的苦痛を受けた」などとして約1億5000万円の損害賠償などを求めています。

 病院側は手術担当の麻酔科医に注意義務違反はなかったと主張。この点について24日の証人尋問で、男性の長男は「理不尽だ」などと述べました。

 (男性の長男)「今の日本の医療は医療従事者を守る傾向にあると思います。不誠実さを感じます」

 裁判は、6月に結審する予定です。