家宅捜索中に捜査対象の男性を暴行した罪に問われた大阪府警の元警察官に執行猶予付きの有罪判決です。

 判決によりますと大阪府警捜査四課の元巡査部長、鈴木貴士被告(36)はほかの3人の警察官らと共謀し去年7月、国内最大級のスカウトグループ「ナチュラル」の拠点とみられるビルの一室を捜索した際、捜査対象だった男性(20代)に暴行を加えました。

 これまでの裁判で鈴木被告は起訴内容を認めたうえで、幹部がプレッシャーをかけていたと主張。「現場の意見をもっと上(幹部)が聞くべきだった」などと述べていました。

 4月24日の判決で大阪地裁は「警察官として許される限度について理解を誤っており、現場での認識の共有が図られていなかった」としたうえで、「課せられた職務を遂行する目的であったことを斟酌(しんしゃく)しても非難は免れない」などとして鈴木被告に拘禁刑1年、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。