成功の鍵は「データの活用」

こうしたオンデマンドバスの事業。大阪メトロに聞くと、「採算はまだとれていない」ということです。最大7人ほどしか乗れないので、距離が伸びれば伸びるほど採算性が下がるということです。そのためエリアを小さく区切っている側面があります。他の都市部では過去にオンデマンドバスの運行から撤退した事例もあるということで、経営は簡単ではないようです。
ただし、大阪での取り組みは大阪メトロが運営しているという点において、沿線価値を高めて鉄道利用を維持・促進するための「投資」という側面から、より高い持続性があるとも考えられます。
成功の鍵は「データの活用」です。誰がどこから乗ったかのデータを分析して、バス停の見直しや交通の再設計をすることで、運行の効率を上げてバス全体を使いやすくしていくことが重要だということです。
私たちの生活を支える地域の公共交通をどのようにして存続させていくことができるのか。オンデマンドバスはその一つの視座を与えてくれる取り組みであるといえそうです。
(2026年3月26日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『まえはるプレゼン』より)














