太平洋戦争中にアメリカ軍によって撃沈された学童疎開船・対馬丸の慰霊祭が奄美大島・宇検村で行われました。
対馬丸は、沖縄から長崎に向かっていた1944年8月22日に、十島村の悪石島沖でアメリカ軍の潜水艦に撃沈され、およそ1500人が死亡。そのうちの784人が子どもたちでした。
数少ない生存者と、多くの遺体が流れ着いた宇検村の船越海岸には2017年に慰霊碑が建てられ、毎年、8月に慰霊祭が行われています。
新型コロナの影響で去年までは集落代表のみでの慰霊祭でしたが、今年は4年ぶりに沖縄県から照屋義実副知事らも参列し、亡くなった人たちの冥福を祈りました。
(沖縄県 照屋義実副知事)「宇検村に漂着したご遺体は村民のみなさまにより手厚く埋葬され、生きて漂着した21人の尊い命が手厚い看護のおかげで救われた」
(児童・生徒を代表して献花した久志中学校2年 福山彩葉さん)「絶対2度と戦争は起こしてはいけないということと、戦争は人の命をたくさん奪ってしまうということを教えてくれたと思う」







