鹿児島県内を中心に販売されている情報誌の「LEAP」。1990年に創刊され、今年で33年目を迎えましたが、今年10月で休刊することになりました。今後はウェブメディアとして情報発信を続けます。
(南日本出版・LEAP編集長 羽山貴浩さん)「本をめくるという物理的なアクションが無くなってしまうのは寂しいところはあります、自分も雑誌を見て動いていた世代だったりするので」
LEAPは鹿児島市の南日本出版が1990年10月に創刊した情報誌で、「鹿児島の人たちの手で作り、都会で出している本に負けないような本、提案型で若者が興味をひくような本」を目指してきました。
これまで352号を発行。グルメや文化、街の話題など生活に身近な情報を特集してきました。特に、2004年の「アミュプラザ鹿児島」開業時の特集号は、読者の熱量を感じたといいます。
(LEAP編集長 羽山貴浩さん)「中央駅に九州新幹線が開通してアミュプラザ鹿児島がオープンした時の、街の変化。その時の読者の方からの、期待する声やもっと情報をという熱さはすごく感じましたね」
しかし時代の変化もあり、2016年からは毎月から2か月ごとの発行に移行していました。
(LEAP編集長 羽山貴浩さん)「フリーペーパーがきたりインターネットがあったり、スマホやSNSの時代になったり、時代が変わり続けている。我々も、紙媒体は大事な部分ではあったが、読者や今の人たちに合わせて変化していく変わっていくことも必要かなと」
そして、10月発行で「思い入れのあるグルメ」などを特集する予定の11・12月号までで休刊します。ただ、今後もLEAPウェブサイトや特産品通販サイト「かごかご.jp」、観光ガイドブックなどで情報発信は続けることにしています。
(LEAP編集長 羽山貴浩さん)「これまで紙面でモノを紹介することはあったんですけど、WEBだと購入まで続けられる部分もある」「自分たちが持っている情報を上手く組み入れて、鹿児島の魅力を発信するというお手伝いができたらと思っている」