3年ぶりとなる鹿児島の「夏の風物詩」の復活に、街の人や関係者からは喜びの声が聞かれました。
(60代女性)「(家が)目の前だったので見えていた。うれしいうれしい言いながらずっと見ていた。近いところに行くか、実家でみたい。休みが重ならなければ」
(カップル)「(Q.楽しみなのは?)屋台」「花火じゃないのね」
(祖母・孫)「きょうテレビで見た。もちろん行く。孫は初めて。どんな反応をするか楽しみ」
こちらの呉服店では、例年、花火大会の時期には店舗とは別に浴衣販売の特設会場を設けてきましたが、去年は設置を見送りました。コロナ前と比べて売り上げが4分の1に減っていて、3年ぶりの開催に期待を寄せています。
(きものやまとアミュプラザ鹿児島店 森重太介店長)「めちゃくちゃうれしい。やっとお客様に楽しく和服を着ていただける機会があるかなと思って、すごくいいかなと思う。うれしい。(お客が)どんどん増えていけばいいと思う」
鹿児島市名山町にあるアクアガーデンホテル福丸では、大会が始まった2000年から桜島を一望できるビアガーデンを開催していて、花火大会当日も家族連れで利用する人が多かったといいます。
(アクアガーデンホテル福丸 櫻井正子代表)「花火がなかった時期はとても寂しかった。個人的にはとても楽しみ。感染症対策はしっかりとられて、心の一息できるようなものも、ときどき開催してもらえるとありがたいと思う」
喜びの声はこれまでの全ての大会に参加している花火の製造業者からも。
(太洋花火 原口正悟さん)「ここ2年間、夏はほとんど花火の打ち上げ大会がなかったので、非常に喜ばしい。うれしい。ほかの市町村とか自治体、町内会が開催する引き金になってもらえたら非常にうれしい」
コロナ対策との両立を模索しながら3年ぶりに夏に復活する「錦江湾サマーナイト大花火大会」。関係者の期待は高まっています。