プロでも活躍 しかし2017年に脳腫瘍が

背番号は24。プロとして努力を重ね、1軍定着が見えてきた2017年の春、脳腫瘍が見つかりました。

チームを離れ、治療を続け復帰を目指しましたが、ボールが2重に見えるなど目に影響が残り、2019年に引退を決断。

引退試合で“奇跡のバックホーム”「自分一人の力ではない気が…」

引退試合では1096日ぶりにセンターの守備位置に就きました。試合終盤には一打逆転のピンチ。ボールがきちんと見えないはずの横田さんの方向に打球が・・・。

(横田さん)「いつもみたいにボールが見えにくくて…自分一人の力じゃないような気がしました。目標から逃げずに、自分を信じて自分に負けずに戦って来てよかったなと思いました」

『奇跡のバックホーム』。野球に向き合い続けた横田さんだからこそ生まれたビッグプレーでした。

引退試合でのプレーは自著のタイトルにも


(横田さん)「諦めずに前を向いて少しずつやっていけば、最後は必ず幸せな瞬間は起きるので、1人でも多くの人の力になりたいと思いながら、頑張って日々生活している」

引退後は講演活動 しかし再び…

引退後は講演などを続けて来ましたが、2度目の脳腫瘍再発が分かり3月から闘病を続けていました。


今年5月には余命を宣告されましたが、家族のサポートに包まれ何度も山場を乗り越えてきました。最近も、高校野球県大会での母校・鹿実の試合や校歌斉唱の映像を、じっと目を開いて見入っていたそうです。