鹿児島市の「マリンポートかごしま」に1日朝、これまでで最も大きいクルーズ船が寄港しました。

(レポーター)「まるで港の中に大きなマンションが建ったようです」

マルタ船籍の巨大クルーズ船「MSCベリッシマ」です。全長315メートル、総トン数はおよそ17万トンで、これまでに鹿児島港に入港した観光客船の中で最大です。

(見物客)
「大きいですよね。感激です」
「一番大きいだけあって見上げてしまう」

ゴールデンウィークのチャータークルーズで横浜からおよそ4600人の乗客を乗せてやってきました。

(乗客・東京から)「コロナ明けで、久々に国内にも海外にも行けるし、思いっきりゴールデンウィークを楽しみたいと思って」

(乗客・富山から)「コロナで3年延期していた」「おいしいもの食べたい」

MSCベリッシマは、1日午後3時に那覇に向けて出港しました。今月14日にも鹿児島に寄港する予定です。

県内では国際クルーズ船の寄港が3月に3年ぶりに再開され、県によりますと、今年はクルーズ船の寄港が99回予定されています。
過去最多だった2017年の105回は下回るものの、過去2番目に多かった2019年の95回を上回ると見られていて、コロナの規制緩和に伴う観光拡大を加速させるのか注目されます。