新たに造られた鹿児島海上保安部の大型巡視船「おおすみ」が、1日に初めて鹿児島港に入りました。
鹿児島海保の幹部らが出迎えた大型巡視船「おおすみ」は、全長およそ120メートル、総トン数はおよそ3500トンで、133億円かけて建造されました。
2019年まで所属していた旧「おおすみ」から名前を引き継いだ船で、40ミリ機関砲や遠隔放水銃など最新鋭の装備が搭載され、尖閣諸島周辺の警備や大規模災害などに対応します。
(巡視船おおすみ 井上竜宏船長)「的確な訓練をしっかり行い、国民の期待に応えられるよう努力していく」
(鹿児島海上保安部 浜平清志部長)「外国の艦船や漁船が、鹿児島海保の管内を通峡している。領海警備にしっかり対応して、地元の人たちの不安を解消するのが我々の仕事なので、期待に応えたい」
また、鹿児島海保にはいずれも6500トン級の「あさなぎ」と「ゆみはり」が7月と今年度内に配備される予定です。すべてそろえば、大型巡視船はあわせて10隻、このうちヘリコプター搭載型は全国最多の6隻になります。