今月、パイロットの定年である68歳を迎える日本エアコミューターの男性パイロットが、今月4日、最後のフライトをしました。そのパートナーを務めたのはパイロットとして働く38歳の長男。パイロット人生の最後に親子フライトで飾りました。

日本エアコミューターのパイロット、河野秀之さんです。今月11日の誕生日で「パイロットの定年」とされる68歳になるため、この日がパイロットとして最後のフライトとなります。

最後のフライトのため出勤した河野秀之さん
愛用のカバンには「航空安全」のシールが


河野秀之さんは1977年に東亜国内航空に入社し、国内国際線に乗務、その後、日本エアコミューターに移籍し、機長や飛行教官を務めました。そして、60歳となった2015年からは再雇用のキャリアパイロットとして働いてきました。

東亜国内航空時代の河野さん


これまで45年のパイロット人生の総飛行時間はおよそ1万9000時間になります。最後のフライトは鹿児島〜奄美間の往復2便。

この節目の日に一緒にフライトすることになったのが、長男の翔さん38歳です。

長男・翔さん

親子、そして同僚パイロットでもある2人。フライト前の打ち合わせも綿密に行います。

フライトへ打ち合わせをする2人