JAXAは、今月26日にH3ロケット7号機で打ち上げられた新型補給機HTV-Xが、日本時間の30日午前0時58分ごろ、ISS=国際宇宙ステーションに到着し、ISSのロボットアームで予定通り捕まえられたと発表しました。

「HTVーX」は、2020年で運用を終えた補給機「こうのとり」の後継機で、国際宇宙ステーションで使う実験装置や宇宙飛行士の生活物資を届けます。

26日鹿児島県の種子島宇宙センターからH3ロケット7号機で打ち上げられ、地球を周回しながら高度約400キロの国際宇宙ステーションに接近していました。

新型補給機HTV-XとISSから伸びるロボットアーム



30日午前0時58分ごろ、国際宇宙ステーションに滞在している日本人宇宙飛行士・油井亀美也さんが、ロボットアームでHTV-Xを捕まえました。

油井亀美也さんが操作するロボットアームが無事にHTV-Xをキャッチ JAXA中継より

成功が伝えられると、作業を見守っていた地上の管制室では、JAXAなどの関係者から拍手が起こりました。

管制室から拍手が JAXA中継より

このあと10月30日午前4:43ごろにHTV-XとISSとの固定金具が結ばれ、ISSへの取り付けが完了しました。

このあと、HTV-XとISSの間で電力・通信ラインが起動すると結合は完了となります。