県職員の採用試験倍率が年々下がる中、高校生が公務員の仕事を体験するインターンシップが、29日から鹿児島県庁で始まりました。

インターンシップは県が毎年行っていて、今年は公立高校や特別支援学校の1・2年生64人が参加しました。

プロスポーツチームのPRやキャンプの誘致を行うスポーツ振興課では、試合会場に鹿児島の特産品を紹介するブースを出展するなどの取り組みが紹介されました。

(職員)「ユナイテッドの担当になったら、どんな活動をしてみたい?」

(高校生)「ユナマルシェ(スタジアムグルメ)に地元ならではの商品を考えてみたい」

(指宿商業高校2年)「鹿児島のために何かしたいと思ったとき、公務員かなと思ったので選んだ」

(武岡台高校2年)「スポーツと地域とのかかわりについて深く知れて、良い経験になった。後悔しない職業選択をしたい」

県職員の採用試験の倍率は、民間企業の採用活動の早期化などを理由に減少傾向で、2019年度は4.3倍でしたが、昨年度は2.2倍でした。

(高校教育課・吉元彰一 課長)「ひとりひとりの力が本県のために繋がっている、その一端を担っていると感じてほしい」

インターンシップは、あさって31日まで行われます。