鹿児島市の中学校で28日夜、火事があり、校長室の一部が焼けました。校長室にあった延長コードの漏電が原因とみられています。

警察と消防によりますときのう28日午後7時半ごろ、鹿児島市の西陵中学校で「1階から炎が見える」などと近所の住民などから消防に通報がありました。

この火事で、1階の校長室の壁の一部が焼けたということです。当時、校舎に人はおらず、けが人はいませんでした。

(記者)「一夜明け、火事が起こった校長室の近くに来ていますが、まだ辺りには焦げたようなにおいが漂っています」

一夜明けたきょう29日、生徒らは通常通り登校し、授業も行われています。

校長が取材に応じ、部屋の中にあった古い延長コードの漏電が火事の原因と消防と警察から説明があったということです。

(西陵中学校 山下信久校長)「(延長コードの)経年劣化による漏電による発火ということを聞いている。子どもたちを動揺させたくないので、(授業は)きょうもあすも普通通りやる」

鹿児島市教育委員会では、被害について確認した上で、市内の学校の古くなった設備の点検を行うかなど検討するとしています。